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「巨大地震や自然災害に備える」 プラス・アーツ 永田代表に聞く

――確かに、今の時代、「いたらラッキーな人」に頼りすぎている気がします。「防災」を社会システム化するために、他にどのような取り組みをされていますか?

防災イベント 防災イベント
※NPO法人「プラス・アーツ」提供

 「プラス・アーツ」では、防災の知識を楽しく学ぶ講座・コンテンツ開発を長くやってきました。防災イベントを36都道府県で600回以上支援してきました。家族や友達と楽しみながら消火や救出方法など幅広い防災知識を身につけることができる、新しいかたちの防災イベントです(https://kaeru-caravan.jp/)。依頼を受け、全国各地で開催していますが、「プラス・アーツ」のスタッフは限られた人数しかいませんので、あくまでも開催支援を行い、地域の方々が自立してイベントを開催できるよう事前研修に力を入れています。
 また、暮らしの防災講座「防災イツモ講座」も大人気で、講師依頼が多数寄せられていますが、同じくスタッフだけでは実施回数に限界があるため、今は防災に詳しい市民講師を育てる活動を広げています。
 また、町内会には、自主防災組織と呼ばれる地域の防災を担う組織がありますが、高齢化とマンネリ化が課題となっています。「イザ!カエルキャラバン!」には中高大学生などの若い世代のボランティアが多く参加し、成功しています。このように、地域社会を支える防災組織を、若者が支える仕組みにできたら現状を打破できると考えています。

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※NPO法人「プラス・アーツ」提供

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